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私たちの想い

私たちは、
30年前の創業より一貫して
おいしくて安心なパンづくりを
目指してきました。

私たちは、30年前の創業より一貫して
おいしくて安心なパン作りを目指してきました

始まりは、自給自足の暮らしから

くろうさぎの原点は、奄美大島にあります。
オーナーの新井とパートナーの山田は、奄美大島の小さな村で自給自足的な暮らしを営んでいました。
有機栽培で農作物を育て、鶏やヤギを飼い、魚を獲る。味噌や醤油などの調味料も自分たちで作る。パンを売っているお店は一軒もなく、2人は自分たちで食べるパンを焼き始めました。質素な暮らしの中でパンはご馳走でした。

個人通販と卸のお店としてオープン

パン作りにのめり込み込んでいった新井は、奄美の地でパン屋を始めることを決意。まだ日本に数軒しかなかった天然酵母を使ったパン屋を巡り、教えを乞いました。
そうして今から約30年前、国産小麦や天然酵母(バックフェルメント, スモモ酵母)、有機栽培の食材にこだわったパン屋を創業。奄美の天然記念物「アマミノクロウサギ」を店名にもらい、全国の自然食品店への卸販売を開始しました。

個人通販と卸のお店としてオープン

パン作りにのめり込み込んでいった新井は、奄美の地でパン屋を始めることを決意。まだ日本に数軒しかなかった天然酵母を使ったパン屋を巡り、教えを乞いました。
そうして今から約30年前、国産小麦や天然酵母(バックフェルメント, スモモ酵母)、有機栽培の食材にこだわったパン屋を創業。奄美の天然記念物「アマミノクロウサギ」を店名にもらい、全国の自然食品店への卸販売を開始しました。

自分の哲学を貫いたパン作り

それから4年後、理想のパン作りを追求するためお店を休業。新井は奄美を離れ、東京・青山のアンデルセンで働きながら、夜間の製菓学校にも通い、パン作りの基礎を学び直しました。
そして新たに身につけた菓子パン類の製造技術と、天然酵母によるパン作りを融合。日本でも前例のあまりない、ハード系から小物系まですべてのパンを自家培養天然酵母で製造するスタイルを確立。1999年に生まれ故郷である秩父市に現在のお店をオープンさせました。

ラパンノワールはフランス語でくろうさぎのこと。
 でも、秩父にはくろうさぎはいません。どうしてお店の名前にフランス語と日本語でくろうさぎという名前をつけたのかというと…

 連れあいと二人で、自然食品店向けの卸しと個人向け通販だけの小さなパン工房を始めたのは1991年のことでした。それは秩父ではなく、鹿児島と沖縄のちょうど真ん中くらいにある、奄美大島の海辺の小さな村でした。二人とも生れたところではないのですが、縁あってそこが気に入りずっと暮らしていたのです。もともと自家用にパンを焼いていましたが、ここでできるパン屋を開こうと思い立ち、あちらこちらの天然酵母のパン屋さんを見学させてもらった後、スタートしました。
 当時は台風で船が止まって荷物を出荷できなかったり、夏は閑なので、地元の人たちと漁をしたりと、今から思えば、それはそれはのどかなパン屋でした。

 ところで、なぜ『くろうさぎ』なのか。

 奄美大島には、特別天然記念物のアマミノクロウサギというとても珍しいうさぎが住んでいます。この住人から名前を頂き、「天然酵母パン&クッキーくろうさぎ」という名前で営業開始。ハード系のパンとクッキーやパウンドケーキといった焼菓子を作っていました。
 奄美大島で4年間パン屋を続けたあと、一時休業。その後、東京・青山アンデルセンで3年半。これまで作っていたパンとは違うたくさんの種類のパンを勉強しました。平行して、仕事が終わった後、夜間の製菓学校へ2年間通いました。パンのことをもっと幅広く知り、しっかりした技術に裏付されたうえで、本当に“自分の作りたいパン”を作り、それをお客様に食べて頂きたいと思ったのです。

 1999年、生れ故郷の秩父で、新しく店舗のあるパン屋をオープンしました。奄美大島時代の「くろうさぎ」に新しい展開の意味を込めて、フランス語の「ラパンノワール」を付け加えました。パン屋人生の第二ステージという訳です。
 卸売り・通信販売に加えて、お客様に直接パンを手渡せるお店。遠くのお客様とも、近くのお客様とも出会えます。これが自分なりに思いを込めた「ラパンノワールくろうさぎ」です。
 美味しいパンを作り、食べた方に喜んでいただけ、パンを通してコミュニケーションが始まる、幸せなパン屋であり続けたいと思っています。

アマミノクロウサギ 哺乳類ウサギ目ウサギ科
皆さんがイメージする野山でピョンピョンしているうさぎとは、だいぶ違います。「生きた化石」といわれる原始的なうさぎで3~4千万年前に繁栄したと推定されるムカシウサギ亜科に分類されています。繰り返された地形の変動等により、奄美大島と徳之島だけに、その当時の姿を残したまま生き続けてきました。ムカシウサギ亜科の仲間は他に、南アフリカ(アカウサギ)とメキシコ(メキシコウサギ)に残るのみ、つまり世界に3ヶ所・3種残っているだけのとても貴重なうさぎなのです。日本の特別天然記念物指定第一号でもあります。